● 英語の勉強法:理屈は一切抜きで必要なフレーズを覚えました。
こんにちは。田村恵理子です。
2017年、野口雅子さんににインタビューさせて頂きました。
英語に加えてフランス語の話も、うかがいました。
「理想のパートナーと出会い、ずっと愛されるための法則」恋愛カウンセラー野口雅子さんです。
野口さんは、フランス在住20年です。今年は東京にも拠点を置き、日本でも活動されます。
日本と海外の2拠点生活、しかも六本木とパリのモンマルトル!と聞くと華やかなイメージですよね。
ところが2拠点生活は意外とつつましく、大変なことも多いそうです。
その大変さまで含めて、生活を、そして人生を楽しむ所がフランス流なのでしょうか。
フランス語には、Art de Vivre という言葉があります。
生活、あるいは生きることは芸術であるといった意味です。
野口さんのご主人は芸術家です。生活を楽しむことにかけても芸術的です。
たとえば、お風呂はキャンドルの明かりだけで入りますし、朝食はクラシック音楽をBGMにこだわりのメニューで楽しみます。
堅実でも自分なりのスタイルを持つフランス人から、お金だけではない豊かさや、人生の楽しみ方など、学ぶことも多そうですね。
そんな野口さんの語学遍歴をうかがいました。
英語の勉強は、中学校ではじめました。
中学・高校時代は文学少女でした。フランソワーズ・サガンをはじめ、フランス文学を読み耽りました。
ご自身は下町っ子でしたので、サガンの小説の、全く違う生活、きらびやかな世界に惹かれたのです。
いつからか、海外に住みたいと思うようになりました。
社会人になって、不動産関係のお仕事をしていたときに、そのチャンスがやってきました。
アメリカでのビジネスの話があり、野口さんがアメリカに長期出張することになったのです。
せっかく行くのだから英語を話せるようになりたいと思い、旅行会話集のような本を買って、フレーズをそのまま覚えました。
文法や理屈は考えず、必要なフレーズを丸ごと覚えました。
現地で覚えたフレーズがそのまま使えて、とても役に立ちました。
結局、アメリカでのビジネスの話は立ち消えになったのですが、休暇を利用してしばらくアメリカに滞在しました。
現地で英会話学校にも通いました。その甲斐あって、英会話は、なんとかモノになりました。
ただし、と野口さんは言われます。
今から考えると、せっかくスクールに通うのなら会話学校ではなく、語学学校で勉強したほうがよかったかもしれません、と。
英語の学習方法とフランス語の学習方法で、ひとつ違う点がありました。
英語は会話中心に学びましたが、フランス語は語学学校で基礎から勉強し直しました。
語学学校で勉強することで、文の構造などの基礎が身につきました。ですからフランス語では、文章を読むことも苦になりません。
もちろん、フランス語での友人との会話にも不自由しません。フランス在住20年となった今では、英語よりもフランス語の方が楽に感じます。
一方、英語では会話はできても、文章を読むことに苦手意識があります。
野口さんは「語学は基礎が大事。あとはモチベーションです。」と言われます。
ご自身の体験を踏まえた声だけに、重みがありますね。
そして「やりたいことがあるなら、やってみることです。」と言われます。
海外に住みたいなら、まず行ってみては?合わなかったら、帰ってくれば良いのだから、と。
国際結婚してフランスに20年住み、本を書き、今年はパリと東京の2カ所居住。野口さんのライフスタイルは、本当に行動的ですよね。
「やりたいことは、やるべき。」という考えが芯にあるからこそ、実現できているのかもしれません。
実際問題として、フランスに住みたいとは思っても、実際にフランスに移住できる方は僅かでしょうね。
その場合、野口さんの最新刊がオススメです。
野口さんが出会ったフランス女性の様々な考え方や生き方が描かれています。
本一冊で、野口さんが20年の在仏生活で出会ったフランス人女性55人のエピソード読むことができます。
タイトルも、デザインも、中身も素敵な本ですよ。
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