この記事は、ポッドキャストTOEIC研究室きくメルマガ第53話「第365回のTOEIC公開テスト(9月14日土曜日午後)雑感すなわち雑多な感想〜パイロットプログラム、スクーター 」の書き起こし文です。
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田村恵理子です。
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今回は九月十四日土曜日の午後のTOEICの雑感です。トーイックテストを受けた人向けということではないです気軽に
おしゃべりとして楽しんでいただければなと思います。
まず話しておきたいと思ったのはパイロットプログラム pilot programです。パイロットプログラムに関する話題が、土曜日のTOEICテストで出てきました。
勿論このパイロットプログラムという言葉を全然知らなくても全く問題ないです。
テストでも凄く丁寧にプログラムの内容が説明されていましたので、パイロットプログラムというのを知らなくても普通に問題は解けます。
ただ、パイロットプログラムを知っていると、パイロットプログラムという言葉を見た瞬間に、すぐにこう状況が把握できたりとか、あと、パイロットプログラムって、ちょっとパイロットという言葉に引っ張られて飛行機を操縦するパイロット関連の話かなと、初めに誤解してしまう人がいるかもしれないので、ちょっとお話ししておこうかなと思いました。
私はこの単語をよく知っていて、なぜかというとアメリカの特許商標庁でこのパイロットプログラムがたくさんあるのです。
今回このポッドキャストでお話しするにあたって、久しぶりにアメリカの特許商標庁のウェブサイトを見てみて、そこで検索してみたのですけれども、百何十件出てきました。
なので、お仕事が例えば特許関係の人は、パイロットプログラムは、すごく身近な言葉だと思います。
ただ、このパイロットプログラムは、業種とか業界によっては、もう全く知らない方もいらっしゃるでしょうし、学生さんは分からないかと思うので、お話ししておきます。
パイロットというと、あの飛行機のパイロットが思い浮かぶと思います。
パイロットプログラムといったときに、もちろんそういう飛行機を操縦するパイロットのためのプログラムという意味で使われることもあります。
例えば、飛行機の操縦を教える学校で、パイロットを養成するプログラムとかですね。
今回お話するパイロットプログラムはそちらではなくて、いわゆる調査とか試行テストそういった意味。
ちなみにTOEICテストでよく出てくる言葉で、フォーカスグループというのがあります。
こちらも何回も何回も出題されてますし、公式問題集にも載ってますから、結構知っている方も多いのかなと思いますが、説明しておきます。
新しい商品、製品、新しいサービスなどを作るとき、開発するときに、マーケティング部門で、その市場調査や、あるいは製品開発部門で、消費者、エンドユーザの意見を直接聞きたい、そういう時に、協力してくれる人に、モニタみたいな感じですね、謝礼を払うなり、あるいはその商品をプレゼントするなりして、実際に商品とかサービスを使ってみてもらって意見を聞く、比較的少人数で、実際にどこか会議室で集まってもらってミーティングをしたりとか、
あるいは最近はzoomなどの電子会議室で会議をしたりとかして話を聞く。
そのグループのことをフォーカスグループと言います。
これに対して、パイロットプログラムとはあるサービスとかあるプログラム、その実際のローンチ、リリース前に行われる実地試験のことです。
もう比較的完成に近付いてきて、もうこれで行けるかなというときに、本格的に導入したり実施する前に、実際の規模よりも小さい規模で例えば地域を限定したり、それから対象者を限定したりして実施してみてその効果を見たり、あるいは問題点を洗い出したりするプログラムのことです。
先程のフォーカスグループに比べたら、もっとずっと大きい規模で実施されるので、実際の利用状況はどうだったか、統計的に調査をすることもできます。
例えば、あのLOOPみたいな電動のキックボードのパイロットプログラムは、バンクーバーとか、トロントとか、結構そのほかにも、いろいろあちこちでされてるみたいなんですけれども、私は実際に中身は見てないですけれども、例えば、この場所からこの場所へ利用する人が多かったとかね。どの時間帯の利用者が多かったとか、そういう統計的な調査をできるわけです。
ちょっと話がそれますが土曜日のTOEICテストでスクーターの話も出てきたのですよ。
私はスクーターと言われてイメージするのは、小型の原付バイクだったんです。
ですが、ちょっとその問題を見て、スクーターとは何だろうと思って調べてみたら、スクーターってすごいいろいろなもののことを指すのですね。
いわゆるループみたいな電動のキックボードもスクーターですし、それから電動車椅子というのかな、人が座って動ける車椅子にこう、ちょっとハンドルがついてるのもそうだし、スクーターという概念って凄い広いんだなと思いました。
それで土曜日のとテストでスクーターの自動操縦みたいな機能について、ちらっと出てきたんですけれども、自動操縦なんて、できるのかなと思って、これもちょっと帰って検索してみたら、あるんですね。
私が見つけたのは Youtube で製品紹介ビデオみたいなので見たのですけども、あまり良くないコメントもありましたが、まあ、実際に自動操縦のようなスクータもあるんだなと、土曜日のトーイックテストで初めて知りました。
ちょっと話がそれましたが、このパイロットプログラムの説明のために、まさにドンピシャな例があるのですけれども、それがこの前の回のポッドキャストでお話しした770円のトーイック模試です。
これ何かと言いますと、通常TOEIC公開テストというのは会場で受験します。
それはね七千八百円ぐらいするんですね。
それ以外に正式なTOEIC公開テストではないのですけれども、IPテストというのがありますが、学校とか会社とかあるいは英会話スクールとかでね、公式じゃないけれども、公開テストに準じたテストを実施できる制度です。
それでこのテストもそれなりに一人あたり数千円かかるんですね。
その会社が負担する場合は、テストを受ける人はゼロ円の場合もあるかもしれませんが、その会社側が負担しているわけで、数千円かかるわけです。一人当たり。
さらにIPテストは通常は個人では受験できません。
それをね、七百七十円で受験できます。しかも個人で受験できます。
ただし、期間限定、対象者限定というのがTOEIC770円模試です。
まずね、これ受験できる人が限られています。
今年の六月二十三日から、十月の十二日に実施されるTOEIC公開テストを申し込みした人、その中で希望する人、
770円払ってオンライン模試を受けてみたいなっていう人が対象者です。
この770円模試はオンラインの模試なのですが、今ね行なわれているIPテストのオンライン版とはね違う形なのです。
問題数が多いですね。ですから、多分ね、新しい形のオンラインのテスト、何かしらのオンラインのテストを準備していて
もうほぼ完全に近づいているんだけれども、実際にやってみたらどんな感じなのかというのを小規模にテストしてみた感じ
ですよね。
これ多分ね、その受験する日とか、時間帯を見ているではないかと思います。
何曜日、何時くらいに受ける人が多いのかなと。
というのは、あまりみんなが同じ時間帯に集中してしまうと、テストのサイトが落ちたりすると、
それはちょっと問題がありますよね。
まあ、それは個人にアイピーテストを受験可能にすると考えている場合の話ですね。
企業とか学校とか団体に限っていれば、そこまで、ある時間帯に人が集中することはないでしょうから。
というわけで、これ、まさにパイロプログラムの例ですよね。
どんなデータを取っているかは知りませんが、770円という通常よりも安い価格で、ただし期間を限定、対象者も限定して、協力者を募り、これから、もしかしたら導入されるかもしれない新しい形のオンラインのテストを実地で試してみるという試験だったわけです。
パイロットプログラムってどんなものかね、なんとなくイメージできたのではないかなと思います。
もう一つ土曜日のテストで私が気になったのは、楽曲音楽の使用料についてなのですよね。
こんなに高いのかなと思って。
この話、もしかしたら次回のポッドキャストでするかもしれません
ひとまず今回はここまでにします
お聞きいただいてどうもありがとうございました
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