こんにちは。田村恵理子です。この記事は、現在TOEIC800点以上で、TOEIC900点を狙う方が対象です。
これから600点、700点、800点を狙う場合は、下の記事もご参考になさってください。
TOEIC900点を狙っていて、なかなか達成できない場合、パート7(長文読解問題)の対策が鍵になることが多いです。
もちろん、人によってリスニングが得意だったり、リーディングが得意だったりと個性があります。
もしも、あなたがTOEIC900点を狙っていて、現時点でTOEICリーディングの点数の方がTOEICリスニングの点数よりも高い場合、あるいは同じ位の場合は、パート7よりも、リスニングのトレーニングに時間をあてるとよいでしょう。
しかし、私がこれまでにご相談を受けた700点台や800点台の方々のほとんどは、最高点で比べてリスニングの方が数十点、時には100点以上も上でした。TOEICテストの平均点はリスニングの方が高いですから、当然かもしれません。
リーディングを強化したい場合、パート7対策は必須です。なぜなら、TOEICテストのリーディング・パートの半分以上をパート7が占めるからです。
この記事では、TOEIC900を狙う場合のパート7対策について、お届けします。
TOEICパート7講座|600点、700点の壁を突破!念願の800点、900点達成も|パート7が得点源に!
なぜTOEICパート7は難しいの?これまでの経緯
2016年から導入された新形式TOEICテストでのパート7の変更点
新形式TOEICテストとは
日本では、TOEIC公開テストは2016年5月から新形式となり、TOEIC IPテストは、2017年4月から新形式となりました。新形式になる前から、TOEICテストのリーディングパートにはパート7がありましたが、2016年5月の変更でパート7の比重が大きくなり、そして英文量も増えることとなりました。
2016年新形式TOEICテストのリーディングは、半分以上がパート7
新形式トーイックでは、リーディング問題100問のうち半分以上がパート7となりました。
複数文書の問題への対策も重要
さらに、それまでは出題されなかったトリプルパッセージ(3文書)問題も導入されました。3つの文書を参照して答える問題です。2016年5月までは、ダブルパッセージ(2文書)問題はありましたが、トリプルパッセージ(3文書)は出題されませんでした。単純に参照する文書数が増えますから難しくなったといえます。
なお、ダブルパッセージ(2文書)問題も引き続き出題されています。ダブルパッセージ(2文書)問題は大問で2題(問題数で10問)、トリプルパッセージ(3文書)問題が大問で3題、問題数でいうと15問出題されています。
ダブルパッセージ(2文書)問題とトリプルパッセージ(3文書)問題を合わせると、問題数で25問です。
リーディングパートは全部で100問ですから、リーディングパートの4分の1は、複数文書の読解問題というわけです。
900点を狙う場合のTOEICテスト勉強法
公式問題集リーディングパート6、7の英文は全文音読しましょう!
パート7対策には、大量の英語を読むことが、絶対に必要です。
TOEICテストの点数を上げたいのでしたら、TOEIC公式問題集の音読やリピーティング、シャドウイングがお勧めです。
公式問題集のパート7の読み上げ音声は、柚子色以降の公式問題集ではダウンロード可能です。
900レベルを狙う受講生のみなさまも音読やリピーティング、シャドウイングを頑張られています。
音読を最近やっていて、そのせいかわかりませんが、車の中で聞いている公式問題集の英文が
前よりはっきり聴こえるようになった気がしています。
音読の効果はすごいですね。
口に出して音読は今までもやったことはありましたが、今はもっと真剣に取り組んでいます。
週の課題を済ましてから、あと音読に入っていて、音読が一番楽しいです。
構文解析や精読、自分で訳す作業は省略して、公式問題集の解説本の和訳を活用しましょう
全文読みましょうというと、全文、細かく構文解析しようと思われるかもしれません。また、和訳を見ずに、ご自分で訳そうと試みられるかもしれません。
これまで、様々なタイプの皆さまのお話を伺ったり、サポートさせて頂いた経験から言いますと、パート7を全文細かく構文解析したり、自分で訳すことはお勧めしません。
音読やリピーティング、シャドウイングの方が時間のコスパがずっと高いからです。
「読書百遍意自ずから通ず」とも言います。
公式問題集には、解説本に和訳がついています。それを活用しましょう。自分で訳すことに時間をかけず、最初から和訳で意味を確認し、その分の時間で繰り返し音読やリピーティングなどすることをお勧めします。その方が、ずっと早く結果が出ます。
やはり、ちょっとした強制力がある方が、より早く、より先に進めます
英語の学習は、ある程度の時間はかかります。具体的な目標があっても、自分一人でやる気を奮い立たせて続けるのは結構大変です。ちょっとした強制力があった方が続けやすいです。それはTOEIC対策のスクールかもしれませんし、個人レッスンかもしれませんし、通信講座かもしれません。いずれの場合も、講義を聞くだけや動画を観るだけなどの受け身の形態よりも、自発的に学習するように促してくれる、ちょっとした強制力がある形の方がよいでしょう。
TOEICパート7対策のオンラインの通信講座の受講生のみなさまの声です。
緑の公式問題集のパート7をすべて解き終え、答え合わせをし、田村先生のテキストと音声セミナーを活用しながら、自分なりに分析しました。私の緑の公式問題集は、蛍光ペンでカラフルな状態です♪
長いこと英語をやっているからいつかやっていれば取れるだろう、とたかをくくっていましたが、そのいつかは訪れず、、、
この講座に出会ってやっとTOEICの本腰スイッチが入りました。
ありがとうございます。
今回、きちんと公式問題集をやってみて、TOEICパート7のテスト傾向も自分が間違えるところも分かりました。
2週目課題と音読終わりました。
この講座はとても縛られてる感があり、いいですね!
やらなきゃ、と思わされ、やれない時は罪悪感ありまくりです。
田村先生の定期的なメールがまたプレッシャーにもなり、やる気を駆り立ててくれます。
ずーっと続けていたいです。
丁寧に読み進めてみました。
今まで力業で英文を読んでましたが、場面を意識して読むことで話もすっと入っていくことができたように思います。
音読は今までもしていたのですが、語彙だけではなくて使える表現も覚えてアウトプットしていきたいです。
今年の4月に800+(問題集)を購入し、問題を見るのが嫌になっていました。PART7が難しくて挫折したのですが、
今は問題を解くのがとても楽しく、毎日の大事な日課となってます。
直感を信じて申し込んだ自分にGOOD JOB!
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非公式のTOEIC問題集や模試ではダメですか?韓国の問題集は?
少なくとも1冊は公式問題集を使って、くり返し音読やリピーティングして、徹底的に読み込み、使い倒すことをおすすめします。
韓国のTOEIC問題集は、韓国語がわかる方以外にはおすすめしません。やはり和訳があった方が効率がよいです。
お手持ちの非公式のTOEIC問題集や模試、韓国の問題集がある場合は、模試として利用されるとよいでしょう。時間を測って本番と同じように解いてみる実践練習トレーニングです。何度も音読して内容を把握している公式問題集は、初見で解く練習には使えませんから。
900点を狙う場合のTOEICテスト本番での、パート7の解き方
全部、解かなくても良いの?時間配分は?
TOEIC900点を狙う場合でも、全部解き終わらなくて構いません。
TOEICテストは、英検と違い、様々なレベルの人が、同じテストを受けます。900点の人と、980点の人も、スコアに差がつくような、難しい問題もあります。ですから、900点を狙う場合でも、全ての問題を解かなくても良いのです。
もちろん、できるだけ多くの問題を解いたほうが良いのは確かです。
時間配分は、あくまで目安としてですが、パート7の設問(小問)1問あたり平均して1分を目安とすると計算しやすいです。
ただし、パート7に関しては、問題によって時間がかかる問題と、それほど時間がかからない問題のバラツキが大きいです。
問題によって英文量や、文脈把握の難易度が大きく違います。さらに、受験する回によって全体としての英文量や難易度も違います。
時間配分は、あくまで目安でしかありません。その時、その時でご自分のペースでできるだけ多くの問題を解くようにしてみてください。
当然ながら、テストを受ける前に、英文を大量にスピード感を持って読むトレーニングをしておくことが大前提です。
900点を達成した人の勉強法
TOEIC800点から900点までは、まず時間がかかることを理解しておきましょう。700点から800点よりもずっと大変です。870点、880点を叩き出してから、あとほんの少しに思える20点や30点にも、時間がかかるのが普通です。焦らずにつづけてください。
比較的短期間で800点後半から900点に到達したお二人のケースをシェアさせて頂きます。
こちらの方は、パート7講座受講前は、TOEIC800点後半で1年ほど停滞していました。リーディングは、最高420点止まりでした。
リーディングで、あと30点くらいは、いつでも取れる力をつけたいと、言われていました。
希望通り、見事に、講座開始2ヶ月後の公開テストで、リーディング自己最高の450点達成されました。
こんばんは。
パート7講座4冊分が10週目まで終わりましたので、ご報告します。
終わってみると、大変な時もありましたが、楽しかったというのが一番の感想です。
リーディングの力も、受講する前よりついているのを実感しています。
昨日見た4月8日の結果では、リーディングが450、リスニングが430のトータル880でした。
これまでの最高点875を5点ですが更新しました。
リスニングは、特に大した勉強はしていなくても、できる時は460~470くらいは出るのですが、リーディングはよくても420を超えることはありませんでした。
今回の450は過去最高です。
Part7講座のおかげだと思っています。感謝しています。
そして、講座開始後3ヶ月で受けた公開テストでも、リーディング450点をキープし、900点達成されました。念願のTOEIC900点達成です。
5月20日の結果が出ました。
L475、R450の925が取れました。
前回の自己最高を45点更新できました。
Rが下がらなかったのは嬉しいですし、Lが今回自己最高だったのも嬉しかったです。
本当に、田村さんのご指導のお陰と感謝しています。
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お仕事がとても忙しい方でしたが、忙しい時でも、夜遅く帰宅してから10分、15分でも音読されていました。
忙しい日々の中、3ヶ月間で目標達成は素晴らしいです!
お二人目は、あと少しの所でなかなか900に届かず、異動希望の書類の締め切りまでになんとかTOEIC900を取りたいと頑張って取り組まれた方です。講座終了前に900点を達成されました。
現在8週目に入ってます。
先週の〇曜日TOEICIPテストをオンラインで受験しました。リスニングの先読み(ができないIPテスト対策)も、リーディングの画面での読解も対策をしないまま受験しましたが、
900点を取得しました!
びっくりしましたが、嬉しいです。
異動希望の書類が〇〇なのですが、間に合ってよかったです。
(中略)
田村先生のおかげです。ありがとうございます。
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ご本人の努力の賜物ですね。頑張られた成果が書類提出に間に合うタイミングで出て、本当によかったです。
念の為に申述べますと、上でシェアさせて頂いたお二人は早く結果が出た例です。
学習にあてられる時間も、家庭環境も、お仕事の事情も人それぞれです。どうぞ、焦らずに、あなたご自身のペースで続けてください。
ポッドキャストのエピソードから、TOEIC900点関連の配信です。
TOEICテスト高得点は意味がない!900点とっても話せない?【第7話】
TOEIC900点とっても話せない、意味がないという話を聞いたことがあるかもしれません。
結局のところは、どうなのでしょうか?
ポッドキャストは apple podcast, Spotify 等で「TOEIC研究室きくメルマガ」で検索してください。第7話です。
Youtube でも聴けます。
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第7話です。
900点目指す場合のリスニングとリーディングの配分、バランス【第13話】
apple podcast, Spotify 等で「TOEIC研究室きくメルマガ」で検索してください。第13話 です。
文字でも読めます。
Youtube でも聴けます!
TOEIC900点の壁?頭打ち状態で、停滞している時は…【第14話】
ポッドキャストは apple podcast, Spotify 等で「TOEIC研究室きくメルマガ」で検索できます!【第14話】です。

文字でも読めます。
Youtube でも聞けます。
じっくり、時間をかけて、でも着実に900点まで到達された方のエピソードです
Youtube でも聴けます!
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