こんにちは。田村恵理子です。英語の発音に関連のある本のレビューをしています。
この記事は、こちらの本の感想記事となります。
「ネイティブ発音」科学的上達法 藤田佳信/著
ブルーバックス 2014年9月
この他にも英語の発音に関連のある本のレビューは、こちらの記事にまとめています。
ネイティブ独特の「英語の響き」は、ダイナミックな口筋の動きと、メリハリを効かせた“省エネ発音”が生んでいる。日本語特有の「控えめな」筋肉の使い方から脱出して、英語らしく響かせる「口」と「舌」を手に入れよう。初学者はもちろん、中級以上の「壁」を破るのにも最適な「ストレッチ式」を、開発者が初公開!
発音に必要な筋肉を大袈裟に働かせる「ストレッチ式」発声法のトレーニングについて説明されています。
「ストレッチ式」のストレッチとは、筋肉のストレッチアウトと、強い母音のストレッチアウト(引き延ばし発声)のことです。引き延ばして発声する母音を何個も連続表記したり、アクセントのある部分を大きい文字で表記したりする、独特の表記法が使われています。
気軽に手に取りやすいブルーバックス文庫ですが、発音の本としては、図よりも文章でも説明が多めです。「声紋閉鎖音」などの専門用語も使われています。この本のみでは、初心者は若干とっつきにくいかもしれません。内容は、シュワ母音や、tの様々な発音についても丁寧に説明されています。
大学の授業や、大学外での講座等を受けた方の、サブテキストとしての利用を想定しているのかもしれません。
以前は、サポートページにトレーニング動画もあったようですが、2020年11月現在は、確認できませんでした。
コメント