● 英語の勉強法:アメリカのサマースクールで、1ヶ月ガンバリました。
こんにちは。田村恵理子です。
アメリカやイギリスへの本格的な留学は、なかなか難しくても、サマースクールのような短期留学でしたら、比較的、実現しやすいかもしれません。
サマースクールとは、中学、高校、大学、語学学校などで、夏に実施される短期の語学研修プログラムです。
中学、高校、大学などの場合、夏休みの間に空いているキャンパスを利用して、留学生を受け入れます。ひと夏の海外生活を体験できます。
語学学校の場合は、年間を通して、短期で通える学校も多いです。
サマースクールでは、世界中から参加する生徒と、交流できます。
滞在先は、寮がある場合も、ホームステイをする場合も、あります。
カリキュラムは、学校によって様々です。
楽しく海外体験をすることを重視するサマースクールもあります。例えば、午前中は、語学学校で授業を受け、午後からは、アクティビティや、観光ツアーなどを楽しみます。
あるいは、音楽やアート、スポーツなど、言葉が分からなくても、参加しやすいプログラムを組んでいるサマースクールも、あります。
語学研修を第1の目的として、午前も午後も英語の授業があり、課題もしっかり出されるサマースクールも、あります。
本格的な留学に比べると手軽とはいえ、それなりに、時間も費用もかかります。実際のところは、どうなのでしょうか?
高校生の時に、サマースクールに参加された方に、お話をうかがいました。
100人の英語ストーリーその10です。
「採用される!履歴書・職務経歴書の添削と面接対策」の山本しのぶさんに伺いました。
山本さんは国際中学・高校のご出身です。
生徒の半数以上が、海外からの帰国生でした。
帰国生と言っても、現地で日本人学校に通っていた生徒、 非英語圏にいた生徒、 現地生活が長く、英語の方が日本語より得意な生徒など、さまざまでした。
英語はレベル別クラスでした。
山本さんは日本生まれの日本育ちですので、英語はABCからのスタートです。
中1、中2のときは、ほぼ学校の授業だけで勉強している状態でした。
中3になり、ある時ふと、英語は勉強しないとダメなんだな、と思われたたそうです。
それからは、英語の教科書の文章を丸覚えするくらい、がんばって勉強しました。
高校受験はありませんでしたが、先生方から、高校から入ってくる外部生は勉強ができるからね、とさんざん言われていました。
そして、いざ高1になってみて、あれ?と思いました。
特別な勉強をしてきたわけではないけれど、受験勉強をしてきた外部入学の生徒と比べても、英語が比較的、得意なことに気がついたのです。
それまでは帰国生に囲まれていたため、自分の英語レベルがわからなかったのです。
高2のときには、アメリカのサマースクールにも行きました。
そこで、一気に、自信が打ちくだかれました。
まず、オリエンテーションの説明が、全く聞き取れませんでした。明日どこに行けば良いのかも、分かりません。
そして、毎日、課題が山ほどありました。食事も口に合いませんでした。
大変でしたが、頑張りました。
サマースクールには、それなりに費用がかかったこともあり、弱音をはいてはいけないと思いました。
日々、睡眠不足のなか課題をこなし、1ヶ月がんばりぬきました。
帰国後は、がんばった分、英語のクラスのレベルもあがりました。
その後、 大学は、専門分野を持ちたいと考え、法学部に入りました。
大学生のときも、英検やTOEICなどは受けていました。
英語を使って仕事をしたい、という思いがあったのです。
就職して2年目に、職場で海外研修の公募がありました。思い切って応募してみました。
海外研修の一期生だったため、行き先もステイ先もすべて自分で調べて、企画、提案をしました。
そして、カリフォルニアの語学スクールで1ヶ月間、ビジネス英語を学びました。
帰国後は、残念ながら、業務で英語を使う機会に、あまり恵まれませんでした。
その後、山本さんは転職を経て、独立されました。
現在は、転職相談コンサルタントをされています。
時おり、英文の書類を見ることもあり、その際には、身につけた英語力が役に立っています。
英語を使うお仕事や、外資系企業に勤めているお客さんからのご相談も、多いそうです。
山本さんのメルマガでは、様々な転職のモデルケースが紹介されていますよ。
インタビューその30から39のインデックスは、こちらのページで、ご覧いただけます。
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