● TOEICテストの問題フォームとは?何種類あるの?見分け方は?新形式版
こんにちは。田村恵理子です。
ネットでTOEICテストを受けた人の感想を見て、その問題に全く覚えがないという経験があるかもしれません。
実は、同じ日に受験したTOEIC公開テストでも、日本全国で、問題がすベて同じという訳ではありません。違う会場で受験した人と答え合わせをしていて話が噛み合わないと思ったら、そもそもフォームが違う可能性もある訳です。
違うフォームでも一部同じ問題も含まれているのが、ややこしい所です。
この記事では、そもそも問題フォームって何?何種類あるの?といった疑問に応えて説明します。
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TOEIC公開テストの問題フォームとは?
実は、同じ日に受験したTOEIC公開テストでも、日本全国で、問題がすベて同じでは、ありません。
TOEICテストでは、問題を持ち帰れません。問題の再現も禁止されています。解答も公表されません。テストを受けても復習することができません。これは、TOEICテストの残念な所でもあります。
それならば、誰かと答えあわせをすれば良いと思われるかもしれませんが、問題フォームが違っては意味がありませんよね。
2016年5月に新形式TOEICとなってからしばらくは毎回4、5種類の問題パターン、すなわちフォームが使われていたようです。200問全ての問題が違うのではなく、問題の一部は共通問題です。
その後、フォームの数は若干少なくなっているようです。フォーム数は、公式には発表されません。あくまで推測の話ではあります。
TOEICテストの問題フォームについての素朴な疑問
TOEIC テストのフォームは番号や、解答用紙の色で確認できる?
新形式になる前の2016年4月までは、色や番号でフォームが見分けられました。
2016年4月までは、TOEIC公開テストの問題フォームを、解答用紙の色で見分けることができました。また、番号でも見分けることができました。
2016年5月の新形式TOEIC導入後は、解答用紙ではフォームが確認できない?
2016年5月の新形式TOEIC導入後、解答用紙の色や番号で、フォームを見分けることはできなくなりました。
メジャーフォーム・マイナーフォームとは?
2016年4月以前は、TOEIC公開テストの問題フォームが2種類の時期が長く続いていました。2種類のフォームのうち、多くの会場で使われたフォームは、メジャーフォーム、少ない会場で使われたフォームは、マイナーフォームと呼ばれていました。これは、TOEIC受験者の間での呼び名で、公式な呼称ではありません。
新形式TOEICテストのフォームは合計で何種類、使われているの?
公式にはフォームの種類は発表されていません。
2016年5月に新形式TOEICテストが導入されてから2019年位までは毎回、4種類程度のフォームがあったようです。
2020年は、TOEICテストは中止続きでした。
そして、しばらくして午前、午後の1日2回実施となりました。
このあたりから、フォームの数は、以前よりは少なくなってきたようです。たとえば2021年10月のテストでは、午前、午後ともそれぞれ2種類前後のフォームがあったようです。また、午前、午後ともそれぞれフォームが1種類の回もあります。
しかし、問題を持ち帰ることはできないため、いずれの回のフォームの数についても、正確なことは言えません。また、今後どうなるかも分かりません。
新形式TOEICテストの各フォームの見分け方は?
新形式になる前は、マークシート用紙の色や、問題冊子に記載されたコード番号などで、フォームを見分けることができていました。新形式になってからは、それらではフォームを判別できなくなりました。
TOEICのフォームの種類について、話をする時は、パート1の写真問題の1枚目の写真をあげることが、多いです。ただし、違うフォームでも、一部は共通の問題が含まれる場合もありますから、1枚目の写真が同じでも同じフォームだという保証はありません。
TOEIC ip はリサイクル問題だから、公開テストを受けておくと良い?
TOEIC ipテストでは、リサイクル問題が使われています。つまり、IPテストは、過去の公開テストの問題から、出題されます。
それなら、TOEIC 公開テストを受けておくと、ip テストは有利なのではないか?と思いますよね。
ただ、公開テストもフォームの数が増えましたし、過去1年間に、出題された問題だけで、相当な問題数になります。
そのため、ip テストを受けたら、過去に受けたTOEIC公開テストと丸々同じで高スコア!というラッキーな事態には、ならなそうです。
もちろん、回数をこなしておけば、見たことのある問題も出るでしょうし、TOEICテスト自体に慣れる効果は、あります。
フォームによって、難易度に差が出るのでは?公平性は担保されている?
TOEICテストのフォームや、受けた回によって、受験者が感じる難易度に差があることは、事実です。
ただし、TOEICの点数は、正答率そのままではなく調整されています。
具体的な調整方法は公表されていませんが、得点を偏差値に直すようなイメージと考えられます。
そもそも、TOEICテストの50点は誤差の範囲です。50点というと大きく感じますが、100点満点のテストでしたら、実力が同じでも、5点程度のバラツキは致し方ない範囲でしょう。
その範囲でいうと、感覚的には、フォームごとに難易度に差があってもスコアは、きちんと調整されていると思います。
新形式TOEICテストは、答えあわせができないの?
TOEICテストは、問題を持ち帰れません。問題の再現も禁止されています。解答も公表されません。
間違えた問題の答え合わせをしたいと、思われるかもしれませんが、結論をいうと、TOEICテストの答えあわせは、潔く、あきらめましょう。
そもそも、問題が持ち帰れませんから、問題が正確に分かりません。誰かと同じフォームだったとして、相手が、問題を間違えて覚えているかもしれませんし、答えを間違っている可能性もあります。
TOEICテストの問題の再現は禁止されていますから、TOEIC講師に聞いても、教えてくれないはずです。
TOEICテストを受けて、間違えたところを勉強できないのは残念ですよね。これは、TOEICテストの欠点でもあります。
しかし、答え合わせをしようとネットで検索する時間に、公式問題集で勉強したほうが、時間のコスパが良いはずです。ネットで情報を書き込んでいる人も、正しく問題を覚えているとは限りません。
TOEICテストは、あくまでレベルチェックのため、対外的に提示するスコアを出すための受験と割り切りましょう。
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