be 動詞の代わりに getを使う受動態(受け身)も存在するの?【英文法】

こんにちは。田村恵理子です。受動態(受け身)といえば基本は be動詞+過去分詞の形ですが、今回は get+過去分詞の形の文の話です。

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そもそも受動態(受け身)とは?

受動態(Passive Voice,  受け身)とは、文の主語が動作の受け手となる形式です。つまり、主語が動作の実行者(人や物)ではなく、動作の対象となる人や物になる文法構造です。受動態は「〜される」「〜されている状態である」という意味を表します。

受動態の形式は?

受動態の形式は、be動詞 と 過去分詞で構成されます。つまり、以下の形が基本形となります。

主語 + be動詞 (am/is/are/was/were) + 過去分詞

 

be動詞 ではなく 一般動詞 get の受動態も存在するの?

受動態(受け身)は標準的には be動詞 + 過去分詞の形ですが、be動詞の位置に、be動詞の代わりに一般動詞の get が 使われることがあります。get 以外の動詞が使われることもあります。

動詞の過去分詞は、受け身の意味を持っています。ですから、be動詞 以外の一般動詞+過去分詞の形でも、受け身の意味を表すことができます。

つまり、主語+get + 過去分詞 でも、受け身の意味をあらわすことができます。

その文を『受動態』あるいは『受け身』と呼ぶかどうかは、文法用語の定義の問題になります。

get 受動態(get-passive )

getには色々な意味がありますが become (〜になる)という意味もあります。この意味で、get がいわゆる SVC 構文を作ることがあります。

SVC構文とは、

SVCのC(補語)としては形容詞、または形容詞の働きをする現在分詞または過去分詞が使われます。

getの後ろに形容詞の働きをする過去分詞が用いられると、get  + 過去分詞の形になります。受動態の形ににていますね。

この get+過去分詞 の構文が get 受動態(get-passive )とも呼ばれることがあるのです。

一方、ことさらに「受動態」に分類されないこともあります。

この get+過去分詞 の形式の文をget の受動態と呼ぶか否かは、英文法の専門家でもない限りこだわる必要はないでしょう。どちらでもよいことです。

イチゴが野菜か果物か、あるいは、スイカが野菜か果物か、一般消費者としては、どちらに分類されようとも全く構わないのではないでしょうか?分類について考えても考えなくても、美味しさに変わりはありません。

 

一般動詞 get の受動態(受け身)の例文

一般動詞の get を使った受動態(受け身)の例文をあげておきます。

Her laptop got stolen.
彼女のラップトップコンピュータが盗まれました。

The cake got burnt.
ケーキが焦げてしまいました。

Their plans got canceled.
彼らの計画が中止されました。

 

be 動詞の受動態(受け身)と 一般動詞 get の受動態(受け身)の違いは?

受動態(受け身)で get が使われた場合の意味はどうなる?

get+過去分詞の形は、非公式な場面での口語、つまりカジュアルな場での話し言葉で主に使わます。

通常の be 動詞の受動態に比べて、get という意味のある動詞を使っているため、若干ニュアンスが異なることもあります。

be動詞は状態を表しますが、getは変化を表します。

たとえば、

I’m used to it.(慣れている)というと、現在の状態を表しますが、

I want to get used to it.(慣れたい)というと、今は慣れていないが、この先「慣れている」状態へと変化したいというの話です。

They were married. (彼等は結婚していた)というと、過去のある時点での状態を示していますが、
They got married. (彼等は結婚した)というと、過去のある時点で、結婚したという出来事があったことをしめします。

(注意)なお、be 動詞の受動態でも、「~される」という動作を表すときと、「~された状態にある」という状態を表すときがあります。どちらかは、文脈で判断することになります。

ニュアンスとしては、get 受動態の場合には、動作そのものや行為に関わる人が、通常のbe動詞の受動態の場合よりもやや強調されます。

また、get受動態は、ネガティブな出来事や、望んでいたこととは違う出来事が起きた時にも使われます。

日本語でいう『〜されてしまった。』「〜になってしまった」に近いかもしれません。

 

be 動詞の受動態と get 受動態(受け身)の違い

通常のbe動詞の受動態と違い、get は一般動詞ですから、否定文や疑問文の形が、一般動詞の文と同様の形となります。つまり、現在形であれば助動詞 does が、過去形であれば助動詞 did が用いられる形となります。

平叙文
Her laptop got stolen.

疑問文
Did her laptop get stolen.?

否定文
Her laptop did not get stolen.

 

get+過去分詞のバリエーション

get受動態とともに、再帰代名詞 (reflexive pronoun) が使われる場合もあります。

I got myself + 過去分詞 の形です。受け身ではありますが、主語の人も、起きたことについて若干、関与している、責任があるというニュアンスになります。

(これは、SVOC の文型になります)

 

 get 以外の一般動詞も受動態を作りますか?

get 受動態(get-passive )と同様の構文では、get 以外の一般動詞も使われます。

SVC の文型のC(補語)が形容詞の構文で、過去分詞が形容詞として用いられている場合です。

よく使われる動詞は、たとえば以下のようなものがあります。

見かけ: seem, look

動作、変化:(get), grow, become (動作の受動態であることを明示)

状態にとどまる:stay, remain, lie   (状態の受動態であることを明示)

感じる:feel

これらを使った SVC の文型も C に過去分詞が使われていると、受け身の意味合いを含みますから、受動態(受け身)に似ている構文としてまとめて理解するのもよいでしょう。

ただし、get 受動態(get-passive)という言葉は、それなりに使われているのに対して、get 以外の一般動詞 + 過去分分詞の構文が受動態(受け身)と呼ばれることは、ほぼないといえるかと思います。2023年7月時点で私がサーチしてみた範囲での話ですから、異論もあるかもしれません。また、今後、変わってくるかもしれません。

いずれにしても、英文法において、分類の仕方は一通りではなく様々な解釈がありえますが、あまり一般的でない名称を使うと、一々、説明しなければいけないため、非常に不便です。

ですから、「 get 以外の一般動詞も受動態を作りますか?」という質問に対する答えとしては、「同じ形は作りますが、一般的に受動態とは呼ばれません。」となります。

SVC の構文中の一部をなすグループに「SVC のCが過去分詞の文」のグループがあり、さらにその中に「受動態」があるイメージです。

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