● TOEICテストにテクニックは意味あるのか?
こんにちは。田村恵理子です。
「田村先生は、TOEICテストのテクニックを教えますか?」と、質問されることがあります。
裏技的なテクニックはあまり教えない方だと思います。
ただし、何を「テクニック」と呼ぶかによります。
英語力以外の部分を、全て「テクニック」というならば、テクニックも教えています。
しかし、答えがわからないときに、選択肢ABCDのうち、どれを選ぶといいか?等は、教えていません。
この記事では、TOEICテストを受ける際の英語以外の部分(テクニック)について、個人的に思うところをまとめます。
英語以外のテクニックは必要?
極端な話をすると、マークシートのやり方知らない人が、いきなりマークシートテストを受けたら、どうでしょうか?
テストの内容よりも、マークシートの塗り方で戸惑って、実力を発揮できないでしょう。
全く初めてTOEICテストを受ける場合、あるいは久しぶりに受ける場合、本当に何も準備しないで受けると、実力以下の点数になってしまいます。
何かしらのルールに則ってテストを受ける以上、英語力以外のスキルも当然必要となります。それをテクニックと呼ぶかどうかは、人によるのでしょう。
そのような意味で、TOEICテストを受ける前に、知っておくとよいことを、この記事にまとめておきます。
英語力が必要なのは当然
大前提として、TOEICテストでそれなりの点数を取るためには、英語力が必要です。
テクニックを磨いたら点数アップできたと言う人は、そもそも、最初に受けた時に実力を発揮できていなかったケースでしょう。
なお、TOEICテストで50点程度のバラツキはあります。100点満点のテストで5点程度は誤差の範囲と言えるのと同じです。
新形式TOEICテストは、難しくなった?
2016年5月のテストから、TOEIC公開テストが新形式となりました。
新形式TOEICテストでは、長文問題が、数、量ともに増えました。
読むべき英文量が、多くなりました。
また、近年の傾向として、リスニングも内容を理解していないと答えられない問題が増えています。
難しくなったと感じる場合もあるかもしれません。テクニックが通じなくなったと感じられているかもしれません。何れにしても、同じ英語の実力でしたら、スコアは変わらないはずです。
新形式TOEICテストは、難しくなったのか?は、こちらに書いています。
TOEIC受験するならば、知っておくと良いこと
ぶっつけ本番でTOEIC試験を受けても、実力以下のスコアしか出ません。少なくとも、TOEICテストのルールを知っておく必要があります。
マークシート対策
マークシート試験が久しぶりなら…
学生さんでしたら、マークシート試験はお馴染みでしょう。
TOEIC試験を久しぶりに受ける社会人や、主婦の方は、事前に問題を解くときに、マークシート用紙で、練習しておかれると、よいです。
意外と、どちらが縦か横かや、進む方向など、慣れていないとマーク欄をずらしてしまうこともあります。
マークシートは、鉛筆?シャーペン?
やはり、鉛筆が塗りやすいですが、シャープペンシル派の方は、マークシート用のシャープペンシルも出ていますので、チェックしてみてください。
何れにしても、当日、いきなり使うのではなく、事前に、マークシートを塗ってみて、
鉛筆の削り具合なども、好みがあります。
試験当日、自分が、快適に試験を受けられるように、準備しておくことも、ポイントですね。
マークシートは、その場で塗らなくてもよい。
リスニング試験は、慣れないと慌ただしく感じるかもしれません。
時間がなくてパニックになるくらいでしたら、マークを塗りつぶすのは、後回しにするのも手です。
マークシート欄には、サッと線を引くなどしておいて、塗りつぶすのは、リーディング試験が始まってからにしても良いのです。
終わらなくても、すべてマークシートしておくこと
リーディングテストは、最後まで終わらないことも多いです。
実力を計りたいからといって、解き終わったところまでしかマークしなかったら、それは、実力以下のスコアしか出ません。
なぜなら、マークシートは、最後まで塗りつぶすことが前提になっているからです。
これは、TOEICテストを主催している国際ビジネスコミュニケーション協会の公式見解でもあります。
TOEICテストの受験のしおりには、以下のように書いてあります。
TOEIC L&R の採点は、正解数に基づいて行われます。
誤った回答は減点されませんので、答えに迷った場合でもどれか1つにマークすることをお勧めします。
特にリーディングセクションにおいては時間配分に注意し、
最後の問題まで解答欄にマークするように心がけてください。
リスニング解答の際のテクニック
リスニングは、カンに頼って良い?
初心者は、リスニング時間が、いっぱい、いっぱいかもしれません。
分からなかったら、勘に頼っていいのです。
迷って立ち止まらず、どれでも良いから選んで、先に行きましょう。
TOEICテストは、書き込み禁止!
初めてTOEICテストを受ける場合に注意すべきことは、書き込み禁止!ということです。
解答用紙の解答欄以外にも、問題養子にも、書き込みはできません。メモもできません。
そして、リスニング音声は、1回しか流れません。
先読みと後読みは、どちらがよい?
極論を言うと、どちらでも良いです。
どちらかと言うと、私のお勧めは先読みです。リスニングは、音声が始まる前に、サッと設問文に目を通しておいたほうが、聞き取りのポイントがわかります。
さらに、中上級者は、先読みばかり練習するのではなく、後読みでも解けるようにしておかれると良いです。
遅れたときに、パニックにならずに済みます。
リーディングの文法問題の攻略法は?
文法問題は、例文で覚えることをお勧めします。
TOEICテストは、限られた時間で大量の問題を解くため、文法を頭で考えていると、時間が足りなくなります。
テクニックとして「〇〇があったら〇〇が入る」と公式を覚えるよりも、例文を丸ごと覚えるのがお勧めです。その方が実際に使える英語も身につきます。
生徒さまの声です。
細かく丁寧に説明してくださる音声に加え、例文をのせて頂いたPDFをいただけるので、スッと理解できるように感じています。
私は田村先生の教材を購入する前から、iknowというアプリを使ってTOEICの勉強をしていたのですが、和文を見て、ばらばらになっている単語を組み立てて一文を作る問題が苦手でした。
ところが「マニュアル」に従って勉強を始めてから、和文を見なくても、また 単語そのものの意味が分からなくても、
感覚的にサラッと当てはめて正答できるようになりました。
明らかに、力がついてきたという実感が持てると嬉しいですね。
「和文を見なくても、単語の意味がわからなくても、感覚的にサラッと当てはめて正答できる」のは、スゴイですよね。
しかも以前は、和文を見ても苦手だった問題なのですから、素晴らしい進歩です。
あなたも、ぜひ、文法は例文で覚えてみてください。
長文リーディング問題の勉強法
たくさんの英文を読みなれるのが、一番です。
何を読むか?ですが、短期間でTOEICのスコアをあげたい場合には、公式問題集のパート7の英文が良いです。
音読をお勧めします。
パート7を解く際のちょっとしたコツは、パート7講座で、お伝えしています。
オススメの本、参考書は?
やはり、TOEIC公式問題集がオススメです。
公式ナレーターの声に慣れておくためにも、購入しておかれることをお勧めします。
テスト直前のTOEIC攻略テクニック
テストの前日、当日にできることも、まだあります。
せっかく受けるのですから、直前期の焦りを利用して少しでも英語力アップしてください。
TOEIC公式問題集を解いておく
初めて、または久しぶりにTOEICテストを受験される場合は、時間を計って、TOEIC公式問題集を解いておかれるとよいです。
TOEICテストの形式に慣れておくだけでも、スコアは上がります。
TOEICテストは、英検と違って、問題の説明を含む、全てが英語で実施されます。
直前のリスニング対策
TOEIC公式ナレータの音声は、聞いておかれると、よいです。
公式問題集のCDやダウンロード音声はも、公式ナレーターが吹き込んでいます。
スピードや、話し方、声質に馴染んでおきましょう。
韓国ETSの教材をお持ちで、公式ナレーターの音声がついている場合は、そちらでも、良いでしょう。
本当に時間がなくても、これだけは!
直前でも、最低限、問題の説明(ディレクション)は、読んでおくこと、リスニングでしたら、ディレクションを聞いておきましょう。
事前に、しっかり理解しておくと、テスト本番に、余裕ができます。
睡眠は取っておきたいもの
TOEICテストは、2時間の長丁場です。集中力がモノを言います。
試験前日は、しっかり睡眠をとりたいモノです。
TOEIC当日にできること
自分が快適な状態で、TOEIC試験を受けられるように、準備を整えましょう。
温度調整のために、脱ぎ着しやすい重ね着がよいです。
夏でも、クーラーがきついこともあります。羽織れる服やカイロなどを持参するのも、オススメです。
会場には、余裕を持って到着できるように、行き方を調べておきましょう。
TOEICテストに、エネルギーを集中して、ベストスコアをとってくださいね。
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