● 新形式TOEIC Bridge テストとは?2019年6月リニューアルで変更あり!
こんにちは。田村恵理子です。
一言でTOEICテストと言っても、実は色々あります。
その一つが初中級者向けのテストであるTOEIC Bridge テストです。一般的なTOEICテストよりも易しい内容となっています。
大学生や社会人の場合は基本的には Bridge ではなく…
大学生や社会人の場合、基本的には TOEIC Bridge テストではなく、通常のTOEICテストの方がお勧めです。就職や転職の際にモノを言うのは TOEIC Bridge テストではなく通常のTOEICテストの点数です。
TOEIC Bridge は年間の公開テスト実施回数も実施会場数も少ないため、受けづらいというデメリットもあります。
中学生、高校生の場合
通常のTOEIC L&RテストやTOEIC S&Wテストは、ビジネスの場面が多く登場します。中学生、高校生にとっては興味を持ちにくいテーマが多いかもしれません。英語は理解できているのに、設定がビジネス場面であるために馴染みがなくて内容が理解できないとしたら、実力が点数に反映されないことになります。
中学生、高校生には、英検やTOEIC Bridge テストという選択もあります。TOEIC Bridge テストは、初中級者向けのテストです。公式の説明では、特にジュニア向けという位置づけではなく、誰もが受けられる日常生活の基礎的な英語能力を測定するものとされています。
大学生や社会人でも、あえてTOEIC Bridge テストを受けてもOK
TOEIC Bridge テストは誰もが受けられるテストです。大人が受けても、もちろんOKです。
企業によっては、 TOEIC Bridge の ip テストが実施しているケースもあるようです。お勤め先で TOEIC Bridge の ip テストが実施されているのでしたら、実施回数や実施会場数が少ないという点は問題になりません。積極的にTOEIC Bridge テストを活用できます。
大学生や社会人でも、通常のTOEIC L&Rテストが難しく感じてしまう場合、TOEIC Bridge テストで実力をつけてから、通常のTOEICテストに移行する方法もあります。まさにBridge (橋渡し)の名の通り、準備段階として利用するわけです。
通常のTOEICテストは難しく感じて、英語の勉強が嫌になってしまいそうな場合や、のんびりマイペースで勉強したい場合は、TOEIC Bridge テストからスタートすることも選択肢の一つとして検討されるとよいでしょう。受験タイミングや受験会場をチェックしてみてください。
TOEIC Bridge テストの方が適している初中級者とはどれくらいのレベルなのか?という問いには、決まった答えはありません。ある点数でバシッと線を引けるわけではないのです。
あくまで目安ですが、たとえば、通常のTOEIC L&R テストを何度か受験していて500点に届いていない場合はTOEIC Bridge テストも選択肢の一つでしょう。ただし、あくまでケースバイケースです。
ご本人の感じ方にもよります。500点に届かなくてもチャレンジする気満々なのでしたら、通常のTOEICテストが良いでしょうし、逆に500点を超えていても、どうも難しく感じて気が重くなる場合は、TOEICブリッジテストも検討されるとよいでしょう。
TOEIC Bridge テストは、実施回数や実施会場が限られますから、そこは初めにチェックしておきましょう。
これからTOEIC対策の勉強を始める場合は、こちらもご参考になさってください!
TOEIC Bridge テストは、2019年6月から形式が変わりました。
TOEIC Bridgeテストのリニューアルのお知らせは、こちらです(英文)。
こちらに TOEIC Bridgeテストのリニューアルについての追記もあります(英文)。
TOEIC Bridge テストとは?
TOEIC Bridgeテストは、初・中級者向けの日常の場面で使う英語のテストです。
TOEIC Bridgeテストの内容
TOEIC Bridgeテストは、大人(10 代後半以上)が日常生活で使う英語にフォーカスされています。日常生活の個人・家庭、公の場、職場の三つの場面が設定されています。
具体的には、プライベートな場、ショッピングや旅行・観光、娯楽など公の場、職場が出題されます。
通常のTOEICテストは、職場でのビジネスシー ンを題材にした設問が全体の約3分の2を占めています。それに対して、TOEIC Bridgeテストでは、ビジネスシーン以外のプラベートの場や、公の場が設問の多くを占めます。
いつからTOEIC Bridge は変わったの?
TOEIC Bridge 公開テストの新形式への切り替え時期
TOEIC Bridge 公開テストは、2019年6月から新形式テストに切り替えられました。
TOEIC Bridge IPテストの新形式への切り替え時期
TOEIC Bridge の IPテストは少し遅れて、2020年4月まで旧形式で継続し、その後、新形式に切り替わりました。
TOEIC Bridge テストはどうなるの?
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能テストになります。
TOEIC Bridge テストは、2019年6月から変わりました。聞く・読む・話す・書くの英語4技能を測定するテストになりました。
それまではなかった SpeakingとWriting のテストも設けられました。
TOEICテストと同じように、Listening & Reading テストと、SpeakingとWriting テストを別に受験する形になります。
新形式TOEIC Bridge の具体的な内容は?
新形式TOEIC Bridge の公式問題集を参照されるとよいです。2019年4月にリリースされています。
新形式TOEIC Bridge テストのテスト時間
TOEICテストと同じように、Listening & Reading テストと、SpeakingとWriting テストは別のテストとなります。
新形式TOEIC Bridge Listening & Reading テスト時間は約1時間です。
リスニング | 約25分間 |
リーディング | 35分間 |
新形式TOEIC Bridge Speaking & Writing テストのテスト時間は約52分です。
スピーキング | 約15分間 |
ライティング | 約37分間 |
新形式TOEIC Bridge テストの問題数
新形式TOEIC Bridge Listening & Reading テストの問題数は100問です。
リスニング | 50問 |
リーディング | 50問 |
新形式TOEIC Bridge Speaking & Writing テストの問題数は17問です。
それぞれの内訳は以下の通りです。
スピーキング | 8問 |
ライティング | 9問 |
新形式TOEIC Bridge テストの配点とスコア
L&R、S&Wのどちらも100点満点に
新形式のTOEIC Bridge テストは、Listening & Reading、Speaking & Writing共に100点満点となりました。
なお、最低点は0点でも5点でもなく30点です。
新形式TOEIC Bridge Listening & Reading テストの点数は30点から100点の1点刻みのスコアとなります。満点は100点です。
新形式TOEIC Bridge Speaking & Writing テストの点数は30点から100点の1点刻みのスコアとなります。満点は100点です。
旧形式TOEIC Bridge のテスト時間
旧形式TOEIC Bridge のテスト時間は約1時間でした。TOEIC L&R テストの半分です。
旧形式TOEIC Bridge テストの問題数
旧形式TOEIC Bridge の問題数は100問でした。TOEIC L&R テストの半分です。
旧形式TOEIC Bridge テストの配点、満点のスコア
旧形式 TOEICブリッジの点数は180点満点でした。
リスニング、リーディングそれぞれ90点満点で、トータルで180点満点でした。
TOEIC Bridge のスコアを換算するとTOEIC L&R テスト何点?比較表
2000年から2005年の、日本と韓国でのランダムサンプル調査結果です。
なお、この調査結果は、旧形式テストの得点で調査されたものです。180点満点の時代です。ご注意ください。
TOEIC Bridge | 90 | 100 | 110 | 120 | 130 | 140 | 150 | 160 |
TOEIC L&R | 230 | 260 | 280 | 310 | 345 | 395 | 470 | 570 |
トーイックBridge テストの受験料
新形式トーイックBridge テストの受験料
Listening & Reading 公開テスト 4950円 (税込)
Speaking & Writing 公開テスト 9180円 (税込)
TOEIC Bridge IPテストの受験料は、主催団体によって異なります。
トーイックBridge 公開テストの受験料(参考)
トーイックBridge Listening & Reading 公開テストは、これまでに 4860円 (税込)だったことも、4320円 (税込)だったこともあります。
TOEIC bridge IPテストの受験料は、主催団体によって異なります。
TOEIC Bridge テストの過去問、サンプル問題
TOEIC Bridge テストの過去問は公開されていません。
サンプル問題は、TOEIC公式ページで公開されています。
TOEIC公式ページのTOEIC Bridge サンプル問題は、こちらです。
TOEIC Bridge テストの日程、申し込み、会場など
TOEIC Bridge Testは、年4回、全国13都市(札幌・宮城・埼玉・千葉・東京・神奈川・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福岡)で開催されます。
TOEIC公式サイトのTOEIC Bridge 今後のテスト日程と申し込みは、こちらです。
繰り返しになりますが、大学生や社会人の方は、基礎からやり直す初心者の方を除き、基本的にはTOEIC Bridge はお勧めしていません。
通常のTOEIC リスニング&リーディングテストを受けても大丈夫なケースがほとんどです。
TOEIC初心者さんは、まずは、こちらをご参考になさってください。
TOEIC Bridge テストよくある質問FAQ
TOEIC Bridge テストは、リスニングとリーディングのみですか?
新形式のTOEIC Bridge テストは、聞く・読む・話す・書くの英語4技能を測定するテストになりました。
通常のTOEICテストと同じように、Listening & Reading テストと、SpeakingとWriting テストを別に受験する形になります。
新形式TOEIC Bridge テストは、何点満点ですか?
TOEIC Bridge テストは、Listening & Reading、Speaking & Writing それぞれ100点満点です。
TOEIC Bridge テストの試験時間は、どれくらいですか?
新形式TOEIC Bridge Listening & Reading テスト時間は約1時間です。リスニングが約25分間、リーディングが35分間です。
新形式TOEIC Bridge Speaking & Writing テストのテスト時間は約52分です。スピーキングが約15分間、ライティングが約37分間です。
TOEIC Bridge テストは、年に何回開催されていますか?
TOEIC Bridge Testは年4回開催されています。
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